海外出張の英語|移動・入国・現地対応で使う順にそろえる
Summary
海外出張の英語は、出発から帰国までの順番でそろえると抜けません。空港・入国審査・移動・訪問先・食事の5場面に分け、それぞれで実際に必要になる言い方だけを持てば足ります。分量は多くありません。多くの場面は、決まった応答の繰り返しで成立します。
出張前に英語を準備しようとすると、範囲が広すぎて何から手を付けるか決まりません。
ですが実際に使う英語は、出発から帰国までの流れに沿って並べると、かなり限られます。しかもその大半は、決まった応答の繰り返しです。
場面は5つ
| 順番 | 場面 | 必要なもの |
|---|---|---|
| ① | 空港・機内 | チェックイン・座席・依頼 |
| ② | 入国審査 | 目的・滞在期間・滞在先 |
| ③ | 移動・ホテル | タクシー・チェックイン |
| ④ | 訪問先 | 挨拶・会議・雑談 |
| ⑤ | 食事 | 注文・アレルギー・支払い |
②がいちばん緊張しますが、いちばん定型です。 聞かれることが決まっているからです。
② 入国審査:聞かれることは3つ
| 質問 | 答え方 |
|---|---|
| What's the purpose of your visit? | Business.(単語で構いません) |
| How long will you stay? | Five days. |
| Where will you be staying? | At the ABC Hotel in Manhattan. |
文で答える必要はありません。 単語での応答が普通です。長く説明しようとすると、かえって質問が増えます。
聞き取れなかったときは Sorry? と一度言えば、たいてい言い直してくれます。
① 空港・機内
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 預け荷物 | I'd like to check in this bag. |
| 通路側の席 | Could I get an aisle seat? |
| 機内で頼む | Could I have some water, please? |
| 通してほしい | Excuse me, could I get through? |
③ 移動・ホテル
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| タクシーで行き先 | To the ABC Hotel, please. |
| 領収書 | Could I get a receipt? |
| チェックイン | I have a reservation under Tanaka. |
| 遅い到着 | I'll be arriving late, around 11 p.m. |
receipt は**「レシート」ではなく「リスィート」**に近い音で、pは読みません。出張では必ず使うので、音を確認しておく価値があります。
④ 訪問先
初対面の挨拶と、会議前後の雑談があれば足ります。
Nice to meet you. I'm Taro Tanaka from ABC Company. Thank you for having me. How was your week? / Is this your busy season?
会議そのものの進め方は 英語のミーティングを進行する、雑談は 英語の雑談が続かない に書いています。
⑤ 食事:アレルギーだけは正確に
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 注文 | I'll have the chicken, please. |
| おすすめ | What would you recommend? |
| アレルギー | I'm allergic to peanuts. |
| 会計 | Could we get the check, please? |
アレルギーは、通じなかったときの実害が大きいので、単語の発音を事前に確認しておいてください。allergic は「アレルギー」ではなく、最初の音節を強く読みます。
前日にやること
- 5場面の言い方を声に出して1回ずつ(覚えるためではなく、口が動くかの確認)
- ホテル名と滞在日数を英語で言えるようにしておく(②で必ず聞かれます)
- 聞き返しの1文を決めておく(
Sorry?/Could you say that again?)
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正直に書いておくこと
ここに書いたのは、出張という場面で必要になる最小の英語です。現地での商談や技術的な議論には、当然もっと準備が要ります。
また、入国審査の質問内容や手続きは国と時期によって変わります。ここに挙げたのは一般的に聞かれる範囲で、渡航先の最新の要件は必ず公式の情報で確認してください。
よくある質問
- Q入国審査で緊張して答えられなくなりそうです。
- 聞かれるのは目的・期間・滞在先の3つが中心で、単語で答えて構いません。Business. Five days. At the ABC Hotel. で成立します。文にしようとするほど難しくなります。
- Q翻訳アプリだけで乗り切れますか。
- 移動や食事の場面では実際に使えます。ただし入国審査では取り出しにくく、訪問先での挨拶や雑談にも向きません。定型の場面だけでも口から出るようにしておくと、負担が減ります。
- Q出張までに時間がありません。何を優先すべきですか。
- 入国審査の3つの答えと、聞き返しの1文です。この2つがあれば、最も緊張する場面は通過できます。ほかは翻訳アプリでも代替できます。
Author
中川 代表コーチ
Hightouch English/Hightouch株式会社
英語をやり直す大人の学習設計を、行動科学にもとづいて組み立てています。
TOEIC 950点/関東甲信越英語教育学会(KATE)会員/全国英語教育学会(JASELE)会員